真面目かつ剽軽(ひょうきん)。

色々なことをそれなりにマジメに考察しつつ、時には面白おかしくつづる。記事のテーマは、街や街道・鉄道の歴史、ぶらり旅や散策、自転車・ロードバイク、住まい・生活スタイル、インターネット・スマホ・パソコン関係など。

なぜスイフト XG (MT)を選んで買ったのか

一つ前の記事で車を買ったことを書いたが、なぜスズキ スイフト XGを選んだのか、備忘録を兼ねて残しておこうと思う。

 

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まず、車を買うにあたって、以下の条件で検討していた。

・普通乗用車のコンパクトカー (軽自動車と商用車はNGということ)

・本気のスポーツグレードはNG

トランスミッションはMT

・キビキビ走れる

・大人が3~4人乗れる

 ・排気量は2000cc未満、できれば1200~1500cc程度

・現在、新車として販売されている

・200万円以下で買えること(諸費用・オプション類含む)

・シンプルが一番。自動なんとか装置などはできるだけ無い方がいい。

 

・できればハッチバック型 (=荷室空間と座席空間が繋がっている)

・できれば後部座席用ドアがある

・できればタイヤの扁平率は65~60程度

・できればレギュラーガソリン

 

ちなみに、価格や仕様など主な要素は、carview等で条件指定してカタログ検索すれば、該当する車種とグレードだけ一覧で表示することができる。

自動車カタログ 条件指定検索 | 自動車情報サイト【新車・中古車】 - carview!

 

ここから価格帯と見た目の好みを勘案して最初の候補として挙がったのは以下の通り。

・スズキ スイフト

・スズキ ジムニーシエラ (普通車のクロカン車)

・スズキ ジムニー (軽のクロカン車)

・ホンダ フィット

マツダ デミオ

 ・ルノー トゥインゴ

ルノー ルーテシア

プジョー 208

 

さらにそこから厳選し、ジムニージムニーシエラは納期が半年~1年ほど(ディーラー談)という話だったので除外。ルノープジョーはディーラーが少し遠かったので除外。

 

残ったのはスイフト、フィット、デミオというド定番の3車種。ここからはそれぞれ試乗・商談して決めた。

 

デミオは3車種中、最も乗り心地が良かった。運転視界も良し。ハンドル・運転席回りの調整機能も充実。イマイチだったことは「ナビ・オーディオは、車体に内蔵されているものだけが使える。好きなナビ・オーディオ等への交換は全くできない。純正品での複数選択肢なども無し。」「後部座席が狭い。頭上と膝前にほぼ余裕なし」の2点。

 

フィットは室内空間が抜群に広く、実用性は非常に高そうな印象を抱いた。後部座席も十分広い。乗り心地はまぁまぁというか、ちょっとフワフワ傾向。運転視界良し。ちょっとイマイチなところは、ハンドル調整機能がテレスコが無かった(ような気がする)。また、フィットでのMT車販売経験が少ないためか、MT車・グレードへの質問に対してのはっきりした答えが得られないことがあった。(フットレストありますか、等) 検討したグレードだと70扁平のタイヤなので、フワフワし過ぎかも、と思った。

 

スイフトは総合満足度が高かった。運転視界良し。ハンドル・運転座席の調整機能も充実。後部座席も特に狭いとは感じず、必要十分な空間あり。スイフトとしてはMT車の販売実績も多数あり、疑問点の質疑応答はすぐにできた。ネット上のレビューも多数だったので安心要素大。また、上述の2車種に比べて見積価格が20~30万円ほど安かった(もちろん、オプションや諸費用を含めての話)。イマイチな点としては乗り心地は少しゴツゴツ感があり、ロードノイズは少し大き目な感じがした。

 

これらの試乗・商談した結果から、総合的に判断してスズキ スイフトに決めた。

 

スイフトに決めるとグレード選びも早い。MTが選べるのはグレードは上級側からRS、XL、XGであり、最もシンプルなのはXGだ。XGでも私の感覚では必要十分な装備・性能であり、オプションなどを色々と付けても200万には全然到達しなかったので、良い買い物だったと思う。

 

<余談>

XGスイフトのグレード中、最軽量であるという素晴らしいメリットがある。なんと車両重量が840kgしかない。軽自動車と肩を並べるような軽さだ。キビキビした走りを期待するなら、車体の軽さは非常に重要。

頭文字Dでも軽さは命と言っている。

 

コンパクトカー スズキ スイフトを買った

しばらく前に、車を買った。

 

スズキ スイフトというコンパクトカーだ。グレードはXGという一番シンプルなグレード。トランスミッションはMTを選んだ。

 

納車から2000km以上乗ってみて思うことは、必要十分な性能・装備を備えていて、とても満足している。

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スズキ スイフト

(↑写真は他県に出かけた時に撮ったもの)

 

もともと、都市型の公共交通機関に頼りっきりな生活も物足りないし、バイクか車でも買おうかなと1~2年くらいアレコレ考えていた。特にレジャー目的で遠出する際に、公共交通機関の縛りは面倒臭かった。

 

そんな中、たまたまマンションの駐車場に空きスペースができたことが年明け頃にわかったので、即刻で駐車場を契約し、その後は車のディーラーを幾つか巡って決算時期間近のタイミングで購入したのだった。

 

余談だけど、マンション敷地内の駐車場って駐車可能な台数が非常に少ないので、空いていることが稀だったりする。それに、空き駐車場付きマンション・アパートを求めて引っ越しを考えようにも、そもそも敷地内駐車場を持つマンションも少ない地域なので、安心して車を持つこと自体が難しいと感じた次第。

 

なお、バイクは今住んでいるマンションには停められないことがわかったので、検討早々に断念した。(バイク駐輪場付き物件に引っ越ししようか等も考えたが、さすがにそれは面倒だよねと思い直した)

無線LANルータ入れ替えのゴタゴタ(5) (最終話)

実家の無線LANルータを交換するために、稼働中のネットワーク構成を確認し、今後の設置機器と機能分担を決めて、その理由を紹介した、というのが前回までの話。一応リンクを貼っておくので、興味があれば参照されたい。

 

chiaki3s.hatenablog.com

 

さて、今回は最終話として、実際の設置とそこで気づいたこと等をメモしておく。

予め家人には、インターネット接続用の機器を新しく入れ替えるため、数時間~半日ほどネットが使えない可能性がある旨は伝えておいた。ちょうど各々が外出する時間帯だったので、特に問題無かった様だ。

 

無線LANルータの交換には、今まで使っていた バッファロー WHR-HP-G300N をオサラバして、今後は NEC Aterm WG1200HP2 を使うことにする。

www.aterm.jp

Aterm WG1200HP2は2.4GHz&5GHzの無線LANに対応していることと、光回線に十分対応できるBBルータ性能を持っている。定量的に言うと、無線LAN規格は11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯)に対応しており、BBルータの実効スループットはPPPoEで約923Mbps (有線LAN接続時)なので、現行のフレッツ光契約を続ける限りは十分対応できるだろう。

また、ネットワーク機器では定評あるNEC製であり、品質についても安心できる。なお、自宅でも数か月前からAterm WG1200HP2を使用しているのだが、これといった不具合は無い。

 

機器交換に際して、まずは既存の無線LANルータを取り除くと共に、電源ケーブル光ファイバ、電話機のコードの絡みなどをほどいておいた。そして、念のためひかり電話ルータやAtermの取扱説明書を見ながら、設置・動作確認を進めていく。で、着々と設置作業を進めて最終的には以下の構成となった。

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なお、PC側は5GHz帯の無線LANに対応していない機種があったので、Atermでは5GHzと2.4GHzの両方でアクセスポイントを動作させている。もちろん、5GHzで通信できる機種は、5GHz用のSSID設定に変更しておいた。

 

改善確認として、当初の課題だった以下の現象がまだ発生するかを確認する。

「PCでネットを見ようとし、タブブラウザを使って複数のウェブサイトを次々と開いていくと、ネットが止まってしまう(何も見れない、ダウンロードできない)という不具合に遭遇した。家人によればよく起こっている現象とのことで、そういう場合は無線LANルータの電源を切って入れ直すということで対処しているらしい。それに加え、家人が電子レンジを使い始めるとまた繋がらなくなる」の件ね。

結果としては、前半の問題は発生しなくなった。電子レンジ問題は...確認するのを忘れた。また、BBルータ機能のスループットが向上したのか、ウェブページの表示速度が速くなった気がする。

後日、実家に電話をして感触を聞いてみたら「そういえばネットが止まらなくなった。それと、表示が早くなった」と言っていたので、狙った改善は出来た様だ。

めでたし、めでたし。

 

 

 

ところで、ネットワークの再構築作業の途中でちょっと面白いことがわかったのでここだけ紹介したい。下図は、出荷状態のひかり電話ルータに電話機だけ接続した状態だ。ひかり電話ルータにはモード設定やISP(プロバイダ)設定などは一切していない。

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取説によれば、この状態で既に電話機で通話ができるらしい。イエデンにかけてみたり、イエデンからかけてみたりしたが、確かに発信・着信・通話ができる。

どうやら、ひかり電話契約での通話機能については、プロバイダ情報の設定などは要らない・関係ない様だ。ルータに何も設定しない段階で、ルータ下流にある機器が使用できるというのは、少し驚いた。ユーザがインターネットを使うのとは全く異なる仕組みで動いているのだろう。

無線LANルータ入れ替えのゴタゴタ(4)

実家の無線LANルータを交換するために、稼働中のネットワーク構成を確認し、今後の設置機器と機能分担の選択肢を整理した、というのが前回までの話。一応リンクを貼っておくので、興味があれば参照されたい。

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で、ひかり電話ルータを活用しつつ無線LANでインターネットをするための選択肢としては、

(1)ひかり電話ルータと無線LANルータの2台を使う. ひかり電話ルータはブリッジモード(PPPoEブリッジ)で動作させ、無線LANルータはBBルータと無線LANアクセスポイントとして動作させる.

(2)ひかり電話ルータと無線LANアクセスポイントの2台を使う. ひかり電話ルータでBBルータ機能を担う.

(3)ひかり電話ルーター1台を使う. ひかり電話ルータにBBルータ機能+無線LANアクセスポイント機能を担わせる.

の3つがあるが、結論をまず言うと(1)の構成を取ることにした。

 

判断理由。

まず消去法により(3)は最初に無くなった。(3)にするには「契約変更手続きが必要」および「ひかり電話ルータを無線LAN対応するための工事(または設置作業)が必要となる」ので、思いついたその日にすぐ導入できる構成ではない。また、維持費の側面からしても「月々の料金が数百円上がる」のだ。今回は実家に帰省している僅かな日数の中ですぐに導入・反映したかったのと、維持費が上がるのはNGと判断し、却下となった。

 

迷ったのは(1)にするか(2)にするか。

正直言って、どっちでも良かった。どちらかと言えば、新規で構築するならば(2)構成を取ったと思う。ネットが繋がることと謳い文句の回線速度を狙うことはNTTレンタル機器に保証してもらう、家庭内の無線LAN構成は自分が用意した機器でやる、というのが綺麗な役割分担だと考える。(無線LANルータ製品のマニュアルにも、レンタルしている機器がルータ機能内蔵タイプの場合はレンタル機器側にISP設定を行うことを推奨します、とだいたい書かれている)

しかし、実家での今までの家庭内ネットワークは(1)の考え方で構成、動作している。もともとのネットワーク構成が抱えていた課題の解決状況の確認、変更後の効果測定のためには、構成変更時の変更点は少ない方がいい。また、(1)と(2)で使用するものは実質同じであり、後で動作設定を変更することで(1)←→(2)の変更は可能だ。

(というのも、2018年1月現在、無線LANアクセスポイント単体製品というのはほぼ見かけることはなく、無線LANルータとして販売されているものが「ルータ機能を使わず、無線LANアクセスポイントとしても動作可能です」という謳い文句になっている。つまり、どちらにせよひかり電話ルータと無線LANルータを使うのだ)

 

等々の理由により、(1)の構成で無線LANルータを入れ替えることに決定したというわけだ。

 

 

ちなみに...今までのネットワーク構成がなぜ(1)の考え方で構成されているかというと、ADSLを使っていた時代に下図のようなネットワーク構成だったからだ。この図で言うスプリッタとADSLモデムが無くなり、ひかり電話ルータに置き換わった。

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もともと、フレッツADSL等で2000年頃に始まったADSLでのネット接続サービス自体が、最初はPC1台だけを繋ぐようなイメージでADSLモデムがレンタルされた。この当時はまだBBルータなんてものは一般的に売られていなかったと記憶している。そもそも、PCは1家庭に1台くらいの時代だった。

PCやインターネットの普及とともに、そのうちルータタイプの機器もレンタルされるようになったが、市販のBBルータに比べて機能や品質が貧弱であり、すこぶる不評だった。だから、ネットや通信系に詳しい人ほど、モデムタイプ機器のレンタルを選択して、BBルータは自分で用意するということをしていた。また、ルータタイプも有線LANのみ対応であり、無線でネットをしたい人は、無線LANのアクセスポイントを別で用意していた。

私は学生の時に情報通信を専攻したこととPCが好きだった趣味も高じて、実家にネットを引いた時は最初からBBルータと無線LANアクセスポイントを導入した。というわけで、当然ながらレンタル機器はモデムタイプだった。

最初はルータもアクセスポイントも別々だったが、設置機器とケーブルが多いことで電話機周辺が非常にゴチャゴチャしていてイヤだったので、いつだったかBBルータと無線LANアクセスポイントが一体型の市販製品(いわゆる無線LANルータ)に切り替えた。無線LANルータ市場が成熟しつつあり、品質が安定しだしたというのも大きい。

 

昔話はこれくらいにして、次回へ続く。

 

まれに見る"大雪"

今日、関東地方はまれに見る"大雪"。

首都圏の交通機関は軒並み減便、運休、遅延、徐行、そして入場制限。

 

""で囲ったのは、首都圏にしては大雪という意味だ。私も東北は雪国の地域に数年住んでいたことがあるので、そちらの感覚からすると大雪などとは程遠いが、環境によって様々な物差しがガラリと変わるのだ。

 

帰路の景色も真っ白。

 

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無線LANルータ入れ替えのゴタゴタ(3)

実家の無線LANルータの交換を検討することにしたが、まずは稼働中のネットワーク構成を確認した、というのが前回のお話。一応リンクを貼っておくので、興味があれば参照されたい。

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さて、稼働中ネットワークの使用機器や接続を確認したところで、今後取れる選択肢を整理する。選択肢としては、以下の3つがあった。

 

(1)ひかり電話ルータと無線LANルータの2台を使う. ひかり電話ルータはブリッジモード(PPPoEブリッジ)で動作させ、無線LANルータはBBルータと無線LANアクセスポイントとして動作させる. (=機能分担は今まで通り)

(2)ひかり電話ルータと無線LANアクセスポイントの2台を使う. ひかり電話ルータでBBルータ機能を担う.

(3)ひかり電話ルーター1台に集約する. ひかり電話ルータにBBルータ機能+無線LANアクセスポイント機能を担わせる.

 

無線LANルータとは、BBルータと無線LANアクセスポイントが一体型になった製品のことを言う.

 

図で表現しながら、良い所・良くない所を検討していこう。

 

(1)ひかり電話ルータと無線LANルータの2台を使う. ひかり電話ルータはブリッジモード(PPPoEブリッジ)で動作させ、無線LANルータはBBルータと無線LANアクセスポイントとして動作させる. (=機能分担は今まで通り)

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この構成の良い所は「ひかり電話ルータについては、明示的な動作設定などをする必要がない=ケーブルだけちゃんと繋げばよい。(出荷時の初期設定ではブリッジモードで動作するため)」ということ。きちんと設定し、動作確認をする必要があるのは無線LANルータだけ、という点が楽だ。

また、無線LANの速度規格が進化した場合に、自分たちの好きなタイミングで機器の入れ替えによって性能改善することができる。他にも、PPPoEを直接話すゲーム機などがある場合、それらをひかり電話ルーターに接続することが可能だ。この場合、PCでのインターネットを中断せずに、ゲームサービスも使用できる。

更に私にとって嬉しいことは、この構成を取る場合はひかり電話ルータは何も弄る必要がなく、無線LANルータだけを任意の別の製品を入れ替えれば良いという所。設定変更する機器などはできるだけ少ない方が嬉しい。

良くない所としては、設置場所のケーブルのゴチャつき具合はそのまま。また、BBルータ・無線LANアクセスポイントとして何を選ぶのか、どれくらい性能が出るのか、どんな不具合と直面するのか、などは完全に自己責任となる。

また、無線LANの性能向上のために機器を交換すると、アクセスポイント設定は勿論だが、本来は直接関係がない"プロバイダ設定"なども含め、全ての設定を全てやり直す必要がある。

 

(2)ひかり電話ルータと無線LANアクセスポイントの2台を使う. ひかり電話ルータでBBルータ機能を担う.

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"ひかり電話ルータとPCの間にもう一つ機器が必要"という意味では(1)と変わらないが、BBルータ機能をひかり電話ルータが担当するという案がこの(2)。

ネットに接続するということと、謳っている回線速度を狙うということはひかり電話ルータ(レンタル機器)の範疇で頑張ってもらう。家庭内無線LANは、自分で用意した機器で設定する。

この案の良い所は「プロバイダへの接続」と「無線LANの設定」を別々にできることと。保証責任境界がはっきりしていることで、工事業者にとってもサポートがしやすい。ひかり電話ルータの動作モードやプロバイダ設定は工事業者にお願いするというようなことも可能だろう。

また、無線LANの速度規格に合わせて無線LANアクセスポイントを交換・増設したとしても、プロバイダ設定はやり直さずに済むので、ひかり電話ルータに優先LANで接続している人には全く影響がない。また、既存のアクセスポイントを併用することも可能。また、回線種別を変えたとしても、無線LANアクセスポイントの機器はそのままでよく、設定変更は不要だ。

良くない所としては、PPPoEを直接喋るゲーム機などは、繋げられないということ。また、設置する機器周辺のケーブルのゴチャつき具合については(1)と同様で今までと変わらない。更に、複数機器を適切に設定・管理する手間がかかる。無線LANアクセスポイントとして何を選ぶのか、どれくらい性能が出るのか、どんな不具合と直面するのか、などは自己責任となる。

 

(3)ひかり電話ルーター1台に集約する. ひかり電話ルータにBBルータ機能+無線LANアクセスポイント機能を担わせる.

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この構成の良い点としては、電話機以外に光回線ジャック周辺に設置する機器が1つ(ひかり電話ルーターのみ)で済むため、親含め家人への説明が楽である、ごちゃごちゃするケーブルが少なくて済むという、夢のような構成だ。見た目にも概念的にも、とにかくスッキリする、シンプル。それに尽きる。

悪い点としては、あらゆる機能がひかり電話ルータに集中しているため、何か一部だけ故障したとしても、全体への影響が大きいということ。NTTレンタル品なので、任意で交換もできない。ひかり電話ルータの品質・信頼性への依存性が非常に高い。また、ひかり電話ルータで無線LANアクセスポイント機能を使うには、無線LANオプション(有料)をNTTと追加契約する必要がある、たしか月額300円くらいだが。

 

ところで、ひかり電話ルータを使わない選択肢は無いのだろうかと考える人もいるだろうが、以下の理由で"ひかり電話ルータを使わない"という選択肢は取れない(と思う)。

光回線を使う以上ONUが必要となるが、ONUは市販されていない。ひかり電話ルータはONU機能を内蔵しており、ルータ機能を使わずに主にONUだけ使うことも可能.

ひかり電話ルータには固定電話機を接続するモジュラージャック/ポートがついており、そこに接続した電話機で通話ができるようになっている(ひかり電話の契約をしている場合). しかし、一般的なBBルータには、固定電話機用のモジュラージャック/ポートは付いていない.

・NTTレンタル品なので接続動作を担保してもらうためにも、必要最低限機能を使う必要あり.

 

 

さて、どうしよう。

もう結論を言ってしまうと、「(1)機能分担は今までと同じ」という構成を取ることにした。

 

続く。

無線LANルータ入れ替えのゴタゴタ(2)

実家の無線LANルータを交換することにした、というのが前回の話。一応リンクを貼っておくので、興味があれば参照されたい。

chiaki3s.hatenablog.com

で、今やネットワーク構成が誰にもよくわからない状態になっていたため、色々注意深く確認して無線LANルータの入れ替えを行う。(現状構成を以下に再掲)

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はっきりさせたいことは以下3つ。

・BBルータ機能の役割は、どれがやっている?(PR-400MIか、バッファローか)

無線LAN親機(=アクセスポイント)の役割は、どれがやっている?(PR-400MIか、バッファローか)

・PR-400MIって何者?必要?

 

ではまず、PR-400MIとバッファロー WHR-HP-G300Nとの現在の動作モード設定・機能的役割の確認から。

 

最初にWHR-HP-G300Nの動作モードを確認してみることにした。これは明らかに自分で設置した機器であり、機能もわかっている。こいつの機能は、無線LANアクセスポイントおよびBBルータであり、両機能を使うこともできるし、片方だけ使うこともできる。

ということで動作モード・プロバイダ設定などの確認をすべくWHR-HP-G300Nの設定画面をブラウザで見てみようとしたが、パスワードを失念しており全く確認できず。(設置したのが6年以上前と思われ、ある意味仕方ない)

次に、PR-400MI側の機能・動作モードを確認することにした。

PR-400MIはNTTからレンタルしている機器であり、工事業者によって設置された。一般的には「ひかり電話ルーター」と呼ばれるらしい。取扱説明書、機能詳細ガイド、機器本体のポート・コネクタを確認する限り、機能としてはONU、BBルーターVoIPアダプタ、無線LANアクセスポイントを搭載している模様。私自身は何も触っていないが、設置工事の時に立ち会っていないので、その時に何が為されたかは謎である。業者の人によって動作モードやプロバイダ設定、無線LANアクセスポイント設定などされている可能性がある。

設定確認のため、バッファローと同様にブラウザ経由でログインしようとしたところ、意外なことが判明した。パスワード設定画面が出てきたのだ。取説や機能詳細ガイドによれば、一番最初にログインパスワードを設定し、その後に動作モードやプロバイダ設定を行うことが可能となっている。つまり「出荷状態の初期設定だけで動作している」「動作モード・プロバイダ設定はされていない」ことがわかる。(後ほどわかったが、出荷状態ではブリッジモード(PPPoEブリッジ)で動作している)

簡単に言うと、この動作状態ではPR-400MIは通話信号とデータ通信信号の分離だけを行っているようなイメージとなる。(ADSLでの"スプリッタ"のようなもの)

 

よって、現在の動作モードは以下の通りである可能性が限りなく濃厚だ。

 

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さて、現状の動作モードがだいたいわかってすっきりしたので、後は今後どういうな構成が取れるかを検討していく。

 

疑問点をおさらいする。

・BBルータ機能の役割は、どれがやっている?(PR-400MIか、バッファローか)

 →バッファローだった。

無線LAN親機(=アクセスポイント)の役割は、どれがやっている?(PR-400MIか、バッファローか)

 →バッファローだった。

・PR-400MIって何者?必要?

 →NTTからのレンタル機器。必要。機能としてはONU、BBルーターVoIPアダプタ、などを搭載。ひかり電話ルータと呼ばれている。

 

続く。