たまに無線LAN/WiFi接続が切れる件への対処
在宅で仕事中、たまに無線LAN接続が切れてしまうことがあった。1日に1回程度だった。毎日では無いと思うが、数日に1回は起きていた。
これは何だろう?と思って、その時に起きている現象を少し観察すると、次の通りだった。
・WindowsのタスクトレイにあるWiFiマークがグレーになっている(=無線LAN親機に繋がっていない
・無線LANアクセスポイントの特定のランプが点滅している
・1-2分経つとまた繋がる
点滅していたランプは、"5GHz"と"TV"の2つ。ちなみにうちは2.4GHzの電波は使用しておらず、5GHzだけ使用しているので、2.4GHzのランプが消灯しているのは異常ではない。
これらの点滅はどういう意味なのか?をメーカーのマニュアルで調べてみた。(ちなみに故障や熱暴走ではなく、正常動作だった)
各部の名称とはたらき|Aterm®WG2600HP3 ユーザーズマニュアル
それによると、「5GHz帯がW53、W56で動作している場合に、干渉する電波(レーダー波)がないか検出しているとき」に5GHzランプもTVランプも橙色で点滅するらしい。さて、ではレーダー波との干渉とはなんだろう。
WiFiが切れる 5GHz レーダー波 干渉 などでググってみると、この件の話題が出てくる出てくる。割と一般的な事象だそう。
Wi-Fiが切れた? それ、もしかして“航空レーダー“のせいかも - PHILE WEB
レーダー波を検知すると通信は止まるのか? | 日経クロステック(xTECH)
干渉を受けない周波数帯域を使う | お役立ち情報 | 無線LANコンシェルジュ | ソリューション/サービス | NTTデータ ジェトロニクス
IIJ飯田橋オフィスでDFSはどれくらいおきているのか? | IIJ Engineers Blog
要するにこういうことだ。
・日本国内では、5GHzという周波数帯はWiFiだけでなく、気象レーダーや各種レーダーも使用している
・無線LAN/WiFiアクセスポイントが、同じチャネルを使用するレーダー波を検知した場合、該当のチャネルのWiFiの電波を停止して、別のチャネルに切り替えなければならない
なので、無線LAN/WiFiのアクセスポイントとしては正しいことをしているので、仕様ということ。不具合では無いと。
しかし、私としては仕事中に接続が切れるのは困る。ではレーダー波との干渉が起きないチャンネルに固定して使用するか?それはそれで近隣住宅のWiFiとの混雑が起きそうで、ちょっと微妙な気がする...。
例えば道路と車で言えば、左折車待ちによる減速・停止を嫌って、右側車線を走行する車はたくさん居て渋滞気味だが、左車線はすいてる、みたいなものだ。程度問題だろう。
そこで、しばらく考えた結果、仕事用のPCは有線LANでルーターへ接続することにした。WiFiは切れてもルーターは生きているので、有線LANならば接続は切れずに使用し続けられるはずとの算段だ。
こうして、仕事用のPCを有線LAN接続に変えてから数週間が経つが、冒頭のような接続切れは起きていない。よかったよかった。