真面目かつ剽軽(ひょうきん)。

色々なことをそれなりにマジメに考察しつつ、時には面白おかしくつづる。記事のテーマは、街や街道・鉄道の歴史、ぶらり旅や散策、自転車・ロードバイク、住まい・生活スタイル、インターネット・スマホ・パソコン関係など。

無線LANルータ入れ替えのゴタゴタ(5) (最終話)

実家の無線LANルータを交換するために、稼働中のネットワーク構成を確認し、今後の設置機器と機能分担を決めて、その理由を紹介した、というのが前回までの話。一応リンクを貼っておくので、興味があれば参照されたい。

 

chiaki3s.hatenablog.com

 

さて、今回は最終話として、実際の設置とそこで気づいたこと等をメモしておく。

予め家人には、インターネット接続用の機器を新しく入れ替えるため、数時間~半日ほどネットが使えない可能性がある旨は伝えておいた。ちょうど各々が外出する時間帯だったので、特に問題無かった様だ。

 

無線LANルータの交換には、今まで使っていた バッファロー WHR-HP-G300N をオサラバして、今後は NEC Aterm WG1200HP2 を使うことにする。

www.aterm.jp

Aterm WG1200HP2は2.4GHz&5GHzの無線LANに対応していることと、光回線に十分対応できるBBルータ性能を持っている。定量的に言うと、無線LAN規格は11ac/n/a(5GHz帯)&11n/g/b(2.4GHz帯)に対応しており、BBルータの実効スループットはPPPoEで約923Mbps (有線LAN接続時)なので、現行のフレッツ光契約を続ける限りは十分対応できるだろう。

また、ネットワーク機器では定評あるNEC製であり、品質についても安心できる。なお、自宅でも数か月前からAterm WG1200HP2を使用しているのだが、これといった不具合は無い。

 

機器交換に際して、まずは既存の無線LANルータを取り除くと共に、電源ケーブル光ファイバ、電話機のコードの絡みなどをほどいておいた。そして、念のためひかり電話ルータやAtermの取扱説明書を見ながら、設置・動作確認を進めていく。で、着々と設置作業を進めて最終的には以下の構成となった。

f:id:chiaki3s:20180128231907p:plain

なお、PC側は5GHz帯の無線LANに対応していない機種があったので、Atermでは5GHzと2.4GHzの両方でアクセスポイントを動作させている。もちろん、5GHzで通信できる機種は、5GHz用のSSID設定に変更しておいた。

 

改善確認として、当初の課題だった以下の現象がまだ発生するかを確認する。

「PCでネットを見ようとし、タブブラウザを使って複数のウェブサイトを次々と開いていくと、ネットが止まってしまう(何も見れない、ダウンロードできない)という不具合に遭遇した。家人によればよく起こっている現象とのことで、そういう場合は無線LANルータの電源を切って入れ直すということで対処しているらしい。それに加え、家人が電子レンジを使い始めるとまた繋がらなくなる」の件ね。

結果としては、前半の問題は発生しなくなった。電子レンジ問題は...確認するのを忘れた。また、BBルータ機能のスループットが向上したのか、ウェブページの表示速度が速くなった気がする。

後日、実家に電話をして感触を聞いてみたら「そういえばネットが止まらなくなった。それと、表示が早くなった」と言っていたので、狙った改善は出来た様だ。

めでたし、めでたし。

 

 

 

ところで、ネットワークの再構築作業の途中でちょっと面白いことがわかったのでここだけ紹介したい。下図は、出荷状態のひかり電話ルータに電話機だけ接続した状態だ。ひかり電話ルータにはモード設定やISP(プロバイダ)設定などは一切していない。

f:id:chiaki3s:20180128230139p:plain

取説によれば、この状態で既に電話機で通話ができるらしい。イエデンにかけてみたり、イエデンからかけてみたりしたが、確かに発信・着信・通話ができる。

どうやら、ひかり電話契約での通話機能については、プロバイダ情報の設定などは要らない・関係ない様だ。ルータに何も設定しない段階で、ルータ下流にある機器が使用できるというのは、少し驚いた。ユーザがインターネットを使うのとは全く異なる仕組みで動いているのだろう。