蕎麦の名産地
地元にいた頃、親に連れられ、茨城へ蕎麦を食べによく行った。日本蕎麦だ。飽きはあるだろうが、それでも美味しかった。
齢を重ね、味覚が変わってきたこともあって、また好んで日本蕎麦を食べる機会が増えた。しかし、現在の私の住まいは神奈川県だが、近場にはあまり美味い蕎麦屋がない。
何かヒントにならないかと思って蕎麦の名産地を調べてみると、日本国内の蕎麦収穫量は上から北海道、茨城県、長野県、山形県、福井県、栃木県だそうだ。ただし、元情報により、若干順位が異なる。
なるほど。北関東では茨城、栃木は名産地の一つだったのか。美味い蕎麦屋にあたる確率も高いわけだ。また、仕事の都合で山形県に住んでいた時期もあるが、山形で食べていた蕎麦も非常に美味しかった。
そうすると、神奈川で美味い蕎麦屋に出会えるチャンスは少なそうな気がするなぁ...なんて思ってしまう。
たまに無線LAN/WiFi接続が切れる件への対処
在宅で仕事中、たまに無線LAN接続が切れてしまうことがあった。1日に1回程度だった。毎日では無いと思うが、数日に1回は起きていた。
これは何だろう?と思って、その時に起きている現象を少し観察すると、次の通りだった。
・WindowsのタスクトレイにあるWiFiマークがグレーになっている(=無線LAN親機に繋がっていない
・無線LANアクセスポイントの特定のランプが点滅している
・1-2分経つとまた繋がる
点滅していたランプは、"5GHz"と"TV"の2つ。ちなみにうちは2.4GHzの電波は使用しておらず、5GHzだけ使用しているので、2.4GHzのランプが消灯しているのは異常ではない。
これらの点滅はどういう意味なのか?をメーカーのマニュアルで調べてみた。(ちなみに故障や熱暴走ではなく、正常動作だった)
各部の名称とはたらき|Aterm®WG2600HP3 ユーザーズマニュアル
それによると、「5GHz帯がW53、W56で動作している場合に、干渉する電波(レーダー波)がないか検出しているとき」に5GHzランプもTVランプも橙色で点滅するらしい。さて、ではレーダー波との干渉とはなんだろう。
WiFiが切れる 5GHz レーダー波 干渉 などでググってみると、この件の話題が出てくる出てくる。割と一般的な事象だそう。
Wi-Fiが切れた? それ、もしかして“航空レーダー“のせいかも - PHILE WEB
レーダー波を検知すると通信は止まるのか? | 日経クロステック(xTECH)
干渉を受けない周波数帯域を使う | お役立ち情報 | 無線LANコンシェルジュ | ソリューション/サービス | NTTデータ ジェトロニクス
IIJ飯田橋オフィスでDFSはどれくらいおきているのか? | IIJ Engineers Blog
要するにこういうことだ。
・日本国内では、5GHzという周波数帯はWiFiだけでなく、気象レーダーや各種レーダーも使用している
・無線LAN/WiFiアクセスポイントが、同じチャネルを使用するレーダー波を検知した場合、該当のチャネルのWiFiの電波を停止して、別のチャネルに切り替えなければならない
なので、無線LAN/WiFiのアクセスポイントとしては正しいことをしているので、仕様ということ。不具合では無いと。
しかし、私としては仕事中に接続が切れるのは困る。ではレーダー波との干渉が起きないチャンネルに固定して使用するか?それはそれで近隣住宅のWiFiとの混雑が起きそうで、ちょっと微妙な気がする...。
例えば道路と車で言えば、左折車待ちによる減速・停止を嫌って、右側車線を走行する車はたくさん居て渋滞気味だが、左車線はすいてる、みたいなものだ。程度問題だろう。
そこで、しばらく考えた結果、仕事用のPCは有線LANでルーターへ接続することにした。WiFiは切れてもルーターは生きているので、有線LANならば接続は切れずに使用し続けられるはずとの算段だ。
こうして、仕事用のPCを有線LAN接続に変えてから数週間が経つが、冒頭のような接続切れは起きていない。よかったよかった。
自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた) その6, 最終回
IPoE IPv6やIPv4 over IPv6の利用等でインターネット利用時の快適度を上げようとしてきた一連の取り組みも、この回で締めくくり。
(ちなみに本記事「自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた)」の過去記事(1~5)は、このページの末尾にまとめてリンクを貼っておくので、そちらを参照されたい)
ー当初の目的は達成されたのか?ー
当初の問題は「時折、仕事用のアプリ・サービスが異様にもたつく状況が1-2時間続くことがあった。業務が進まないのは困るのでなんとか改善したい」というものだった。これに対し、改善施策後の効果は「もたつき感はなくなった気がするが、この観点で劇的に変わったかどうかはなんとも言えない」というところ。コンピュータ・インターネット技術に詳しい友人らに相談した限りでは、問題はおそらく別のところ(使用しているサービスの提供側サーバの性能問題など)にあるのではないか、とのことだった。
一方で、プライベートでインターネットを使用する時の快適度はだいぶ向上したと言える。
例えば"動画サイトなどを見ていて、この動画を数分先まで飛ばしたいなどと思ってシークバーの再生点を横にずらし、また視聴する"みたいなことはよくやる行為だと思う。そういった場面において、以前はシークバーをずらすと数秒読み込み待ちをして、再生が再開する...というような見え方をしていたが、現在の環境では読み込み待ち時間がほぼ全くない(長くて1秒待つか待たないかレベル)。
外出自粛生活をするようになり、Youtubeに代表される動画サイトや、動画配信サービスを見る機会は確実に増えているので、これは嬉しい改善だった。
ー速度面でいうとどの程度変わった?ー
さて、効果を感じたシーンだけ書いて終わるというのも少し物足りないので、参考までにスピード測定の値を載せておこうと思う。もともと混雑回避が目的だったので、速度自体はあまり重要では無かったが、なんとなく"記念的な"記録である。
測定条件
・PCとルータは有線LAN(GbE)で接続、接続機器は測定用PC1台のみ
・使用ブラウザはFirefox、プライベートモード
・速度測定サイトはGoogle検索での「スピードテスト」での結果表示フォーム
・日時は、日曜日夕方17時台
■構成1■
2か月前までの当初の構成。
接続方式・使用ルータ:PPPoE IPv4接続、BBルータはAterm WG2600HS
ダウンロード:54Mbps
アップロード:測定処理を完了できず
■構成2■
改善策の第一弾。
接続方式・使用ルータ:PPPoE IPv4+IPoE IPv6接続、BBルータはAterm WG2600HS
ダウンロード:110Mbps
アップロード:93.8Mbps
■構成3■
改善策の第2段であり、現在の構成。
接続方式:IPoE IPv6(+IPv4 over IPv6)接続、BBルータはAterm WG2600HS2
ダウンロード:458.4Mbps
アップロード:163.4Mbps
結果としては、いわゆる「IPoE IPv6 (+IPv4 over IPv6)を導入してみたら爆速になった」である。
ちなみにPPPoE IPv4接続を使用している頃は、アップロードもダウンロードも速度のばらつきが激しく、例えばダウンロードは20Mbps~300Mbps等を示していた。
これがIPoE IPv6 (+IPv4 over IPv6)接続を使用するようになってからは、だいたいダウンロードは300~500Mbps、アップロードは100~300Mbps程度の速度が安定的に出ている。
■関連記事へのリンク
「自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた)」の過去記事(1~5)へのリンクはこちら↓。
自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた) その5
上記の話の続き。
ー振り返りー
インターネット利用の速度向上(というより混雑回避)のためにIPv6 IPoE接続というものを検討し、とりあえず従来のPPPoE(IPv4)接続は残したまま、IPoE(IPv6)を有効化したのが前々回までの話。
これはIPv6対応コンテンツへのアクセスは速くなるが、IPv4サイトへのアクセスは遅いままなので、インターネット利用時の全体的な快適さはあまり向上していない。というわけで、全体的に向上するため「IPoE IPv6 (+IPv4 over IPv6)」接続に切り替えることにする。
前回は事前準備のためのお勉強のメモだったが、今回は実際にネットワーク環境を変更する作業についてだ。
前回のお勉強の最後で事前準備、確認事項を列挙したが、その再掲。
(1)現在契約しているISP(プロバイダ)で使用できるIPv4overIPv6サービスを確認する.
(2)現在使用しているBBルーターが、上記で確認したIPv4overIPv6サービスに対応しているかを確認する. (対応してなかった場合は、対応ルーターに交換する)
(1)も(2)も、下記のサイトなどで確認できる。
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト|動作検証情報|サポートデスク|AtermStation
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト | バッファロー (buffalo.jp)
余談だが上記2つのWEBページ内容は、かなり作りが似ている。ライバル製品でもあるし、どちらかが真似たのか...? 乗せる内容は似たような情報になるので、結果として似通った作りになることは否めないだろうけども。
さて、(1)について私の例ではプロバイダはIIJであるが、利用できるIPv4overIPv6サービスは「transix」とわかる。それを認識した上で、プロバイダとの契約プランにオプションを追加。(実際はだいぶ前にオプション追加してある)
(2)のルーターについては、現在使用しているルーターNEC Aterm WG2600HSはtransixに対応しているが、何か不都合が起こったらすぐに前の環境に戻せるようにと思い、新規でAterm WG2600HS2を購入し、こちらを活用して今回の環境を構築することにした。
また、IPv4overIPv6を利用する際の注意事項として「自宅でサーバーを立ててインターネットからのアクセスを受け付けたりしていると、それらは使えなくなる(場合が多い)」件については、うちではそのような使い方はしていないので問題ない。
ーネットワーク環境の変化ー
というわけで早速セットアップしてみた結果、下記の通りのネットワーク環境となった。
<IPoE IPv6 (+IPv4 over IPv6) の際のネットワーク構成>
BBルーターのセットアップ自体は超単純であり、接続モードを「自動判定」あるいは主導設定で「transix」を選ぶだけで終わった。PPPoEだとID・パスワードを入力する必要があるが、IPoEだとそういう必要が無いらしい。
ちなみに今までの構成はこちら↓。
<PPPoE IPv4+IPoE IPv6 の際のネットワーク構成>
なお、今回の新しいネットワーク構成で使用中に何か大きな不都合が判明した場合でも、従来環境相当で動作させられるように、実際には下の様な構成にしてある(一部機器は省略して記載)。ルーター1の系もルーター2の系も同時に使用が可能だ。
プロバイダのWEBページを見て、上記の様な構成であっても特に制限は受けずに利用できそうだということは確認済みである(*1)。
このネットワーク切り替えをして数週間経ち、大きな不都合は発生していないが、例えば業務用で使用しているサービス・アプリや、私用のオンラインゲーム等が動かない等があったら困るためだ。心配し過ぎかもしれないけども。
(*1)参考リンク
DS-Liteで通信する際の注意事項を教えてください。
https://help.iijmio.jp/s/article/000001469
DS-LiteによるIPv4接続とIPv4 PPPoEでの接続は同時に使えますか?
https://help.iijmio.jp/s/article/000002011
IPoE接続では同時セッション数に制限はありますか?
https://help.iijmio.jp/s/article/000002009
IPv6 IPoE接続で同時接続ができるパソコン台数について、IIJ側で制限していますか?
https://help.iijmio.jp/s/article/000001822
自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた) その4
上記の記事の続き。
ー振り返りー
インターネット利用の速度向上(というより混雑回避)のためにIPv6 IPoE接続というものを検討し、とりあえず従来のPPPoE(IPv4)接続は残したまま、IPoE(IPv6)を有効化したのが前回までの話だった。
ところが、これは速くなる部分は速くなるのだが、遅い部分は遅いままだ。IPv6対応コンテンツへのアクセスは速くなるが、IPv4サイトへのアクセスは遅いままなので、インターネット利用時の全体的な快適さはあまり向上していない。
というわけで、全体的に向上するため「IPoE IPv6 (+IPv4 over IPv6)」接続に切り替えることにする。
...の前に色々とお勉強してみたので、自分の勉強用のメモとして残しておく。
なお自宅で使用しているBBルーターがNECのAtermであるため、参考リンク先がAtermの例ばかりなのはご容赦いただきたい。
ーIPv4 over IPv6って...なんだか色々ある?ー
IPv4 over IPv6サービスは、複数の会社によって提供されており、中身にもいくつか種類があるらしい。DS-Lite、MAP-E、v6プラス、transixとかいうキーワードで色々出てくるヤツの話だ。少し迷子になりかけた(*1)。
(*1)新たな分野を勉強するとよくあることだが、わからない言葉の意味や中身を調べようとすると、更に新しい用語が新たに複数出てきて、結局なんだかよくわからず挫折しかけるという事象を"迷子"と称した.
NECのAterm公式サイトによると、IPv4 over IPv6サービスの提供事業者とサービス名一覧は下記の通り。どれもできることは基本的にほぼ変わらない。
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト|動作検証情報|サポートデスク|AtermStation
また、AtermのWEBマニュアルをくまなく読んでみたところ、各サービスは下記の様なプロトコル(=通信手順規格)で通信するようだ。
v6プラス=MAP-Eプロトコルを使用
(ちなみにOCNバーチャルコネクトのプロトコルはよくわからなかったが、知らなくても問題ないのでスルーした)
ーそれって任意で選ぶ/選べるもの?ー
複数の中から任意で選ぶことは基本的にできないが、問題は無い。
インターネット接続に使用しているプロバイダによって、どのIPv4 over IPv6サービスを使うかが決め打ちになっている。プロバイダ各社が使用するIPv4overIPv6サービス名は、ルーターメーカのサイトでも紹介されているので、そこで把握することができる。
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト|動作検証情報|サポートデスク|AtermStation
→動作確認済み事業者/通信サービス
例えば私が自宅のインターネット接続で使用しているプロバイダはIIJだが、IIJのインターネット接続サービス"mioひかり"がオプションとして提供する「IPoEオプション」では、IPv4overIPv6にインターネットマルチフィード社の"transix"が使用される。(IIJの公式WEBサイトでも、かつルーター各社のWEBサイトでもそう記載あり)
ただしIIJmioのWEBサイトでは、IPv4overIPv6に(transixの内部プロトコルである)"DS-Lite"を使用することや、そのメリット、注意等が記載されており、一方で"transix"という記述はほとんど出てこないので、ちょっとややこしかった。
なお、どのIPv4overIPv6サービスも提供内容は基本的に同じなので、どれであろうと特に問題ない。厳密にはプロトコルがMAP-EかDS-Liteかで仕様が若干異なり、ポート開放や固定IPアドレスが使用できる、できない等が変わるようだが、一般ユーザであれば特に問題にはならないだろう。自宅でサーバを立てたりしている人には影響があるので、注意されたい。
例えば、現契約のプロバイダで利用できるのはDS-Lite系だが、どうしてもMAP-E系のIPv4overIPv6サービスを使いたい等の場合は、プロバイダを変更するというのもありかもしれない。
ーIPv4overIPv6対応機器は何か必要?ー
必要。
インターネット接続に使用しているBBルーターが、IPv4overIPv6に対応している必要がある。BBルーターの機種により、v6プラス・transixには対応しているが、OCNバーチャルコネクトやクロスパスには非対応だったり、どのIPv4overIPv6サービスにも対応していない、ということがあるので注意したい。
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト|動作検証情報|サポートデスク|AtermStation
→動作確認済み対応製品 IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)
なお、スマホ・タブレット・PCなどの端末側は、(ルーターがIPv6に対応しており、かつ)IPv6通信に対応した装置・アプリであればIPv6でのインターネットアクセスを試みるし、IPv6非対応であればIPv4で通信することになっているようだ。
ー結論。導入前に確認しておくことー
・現在契約しているISP(プロバイダ)で使用できるIPv4overIPv6サービスを確認する.
・現在使用しているBBルーターが、上記で確認したIPv4overIPv6サービスに対応しているかを確認する. 対応してなかった場合は、対応ルーターを買う.
さて、話が長くなってしまったので今回はこのくらいの座学にとどめておく。次回は自宅ネットワークで実際にIPv4 over IPv6を有効化するための作業について書く予定。
レンタカーでジムニーシエラに乗ってみた。
現在私が所有している車はスズキ スイフトなのだが、購入する時にスズキ ジムニーやジムニーシエラも候補に挙がっていた。
ディーラーで試乗できないかなぁと思いつつはや数か月。最近、レンタカーでジムニーシエラを見つけたので、2月某日に借りてドライブに行ってみた。軽ではなく普通車のほうだ。なお、レンタルした車両のミッションはMTである。
外観は、とても無骨であり、勇ましく、端的に言って格好いい。それだけでも買いたくなりそう。
運転する立場での印象は、一般道や街中ではとても運転しやすい。走行中に感じる安心感、安全運転のしやすさが(昨今の他の自動車に比べて)非常に高い。
コンパクトカーよりもかなり高い位置に視点があることに加え、前後左右の四角い窓から全方位が良く見える。サイドミラーも大きいので、ミラー越しの後方確認もしやすい。
言わずもがなであるが、交差点での右左折時には、前方からの対向車やだいたい見えにくいバイク、歩道を渡ろうとする歩行者、自由に走る自転車、斜め後方からのすり抜けへの注意などが必要になったり、走行中であれば車線変更時の斜め後方への注意などが必要になる。
ところが最近の車は外観デザイン重視になっていて、斜め前方・斜め後ろ・真後ろの視界が悪いことが多い。個人的には、電子的に〇〇センサーや〇〇軽減機能等をてんこ盛りにするより前に、車体の構造自身を安全運転できるような作りにして欲しいと思ったりする。
しかしこの点、ジムニーシエラの持つ高い視点、前後左右の大きな窓、広い視界、大きなサイドミラーなどによって、危険要素の多い一般道の走行において、どの場面でも不安を感じることなく、容易にしっかり安全確認をして運転をすることができた。
また、加速はゆっくり目であるもののパワーはあるので、加減速・停車発進を含め、低速~中速で転がすぶんには全く問題なかった。思ったより静かだし、落ち着きのある乗り心地だと思う。また、MT車の場合は、1速を繋ぐときに低回転領域のトルクを気にしたりするが、2速発進しても問題ないくらいのトルクがあり、エンストの心配は無いと思われる。
一方で高速道路の走行は向いていないと感じた。まず時速100kmを超えると、エンジンが唸る音がうるさい。オーディオも非常に聞こえにくい。また、横風に煽られたり路面の凸凹を拾ったりするのか、小まめに進路を微調整する必要があり、ハンドルをギュっと握って直進を維持したり、ちょい右・ちょい左へと切ったりとせわしない。かつて先代のJB23ジムニー(軽自動車)を所有していた頃があって、その頃も高速道路は向かないなと思っていたが、これは同様のようだ。
ちなみにメーターに表示されていた平均燃費は15~17の間であり、ガソリン満タン時の走行可能距離は450km程度と表示されていた。思ったよりも燃費は良いが、走行可能距離はちょっと少ないと思った。例えば、東京から仙台までの道のりが350kmくらいなので、片道ちょっとで次の給油が必要だろう。私がいつも乗っているスイフトはガソリン満タンで720kmくらい走行可能なので、それを見慣れていることもあり、"450kmでは心許無い"と感じてしまうのかもしれない。
さて、今度は同乗者の観点で観察すると、前席はそれなりの広さや装備で気にならなそうだが、後部座席はオマケという印象。ドリンクホルダーは標準では車内に2つだけなので、前席二人の飲み物を置いたら埋まってしまう。また、後部座席の人たちは肘掛できるような所もなく、横には鉄板むき出しなので、夏は熱く冬は冷たそうだ。後ろはシートを倒して荷物置き場として使用するくらいが丁度良いのかもしれない。
総評としては、高速道路にはあまり乗らず、基本的に「一般道」や「山林等の道っぽくない道」を走るような範囲で使用し、かつ3名以上で乗ることはほぼ無いという人に向いているのだろうな、と思った。十分に魅力的ではあるが、利用スタイルをだいぶ選ぶことは間違いない。
昔、ジムニー(軽自動車版, JB23)に乗っていた頃からこういう割り切りを要すると感じていたので、必要とする割り切りは同じだな、という印象だ。
ー買い替えたいと思うか?ー
スイフトを買う際に候補となっていたジムニーシエラだが、晴れて色々試乗できたわけだが、さてこれに買い替えたいと思うか?というと、買い替えたいほどでは無い。
まず、高速道路に向いていない車はちょっと厳しいな、と思った。現在の私の車の使い方のほとんどは、遠出のレジャーのためだ。近距離ならば徒歩、自転車、電車バス等の公共交通機関でもいい。必然的に、1回の遠出で高速道路を走る距離は長くなる。
それに、現在所有車のスイフト自体への総合満足度が高い。言うならば、"どこへ出しても恥ずかしくない"という車種なのだ。これを覆してまで買い替えるには、ビフォーとアフターで比較した時に「欠点やデメリットなど一つも見当たらない」くらいでないと、無理だろう。
自宅ネット環境の強化 (IPv6 IPoEを使い始めた) その3
上記の記事の続き。
前回記事の最後で、「PPPoE IPv4 + IPoE IPv6」を当面使うことにしたので、その手続きを着々と実施。
まず、現在のプロバイダ(自分はIIJmioひかりを使用)のウェブサイトで、IPoEオプションを申込む。こちらは数日後に使用可能になるとの連絡あり。また、BBルータの設定にて、IPv6動作モードを確認し、IPv6通信を遮断せずにパススルーでもない、一応ファイヤーウォール的な動作をする「ND Proxy」に設定。
そうすると、下記の様な構成になる。
(BBルーターは、2個前の記事で紹介した通り、NEC Aterm WG2600HSを使用中)
さて、IPoE追加が有効になってから、IPv6接続ができているかをテストしてみた。
あなたの IPv6 をテストしましょう。 (test-ipv6.com)
上記のサイトで確認結果が10/10であれば、無事にIPv6接続できているということだが、下図に示す通り、無事に10/10の表示が出ていた。
また、Googleのネット接続スピードテストによると、500Mbps弱、300Mbps弱程度だった。(日曜日の夜、有線LAN、ブラウザはChrome)
ちなみに曜日や時間帯によって100Mbps程度は普通に上下するので、あくまで参考値にしかならない。
次回は、IPoE IPv4 over IPv6 のお勉強の予定。